第34回宝塚ベガ音楽コンクール・声楽部門 本選結果
第34回宝塚ベガ音楽コンクール 結果発表
2026年8月29日(土)に「第34回宝塚ベガ音楽コンクール本選(声楽部門)」を宝塚ベガ・ホール(宝塚市清荒神1丁目)で開催し、入賞者が決定いたしました。
本選には予選審査を通過した15名が出場。審査の結果、1位に原田 奈於さん(31歳、愛知県みよし市)が選ばれ、賞状と賞金50万円が贈られ、併せて兵庫県知事賞も受賞されました。原田さんには、令和9年(2027年・時期未定)に宝塚ベガ・ホールで開催予定の入賞記念演奏会「ベガ・ウィナーズコンサート」(主催:宝塚市文化財団)に出演していただきます。
また、一般公募による聴衆審査員の審査も実施され、聴衆審査員特別賞には市川 敏雅さん、原田奈於さん、森川知也さんが選ばれました。
受賞された皆様の今後のますますのご活躍を祈念いたします。
第34回宝塚ベガ音楽コンクール 審査結果(声楽部門)
| 順位 | 氏名 | 声種 | 年齢 | 出身地 |
| 1位 | 原田 奈於(はらだ なお) | ソプラノ | 31 | 愛知県みよし市 |
| 2位 | 市川 敏雅(いちかわ としまさ) | バリトン | 35 | 奈良県奈良市 |
| 3位 | 金 來潾(きむ れいん) | ソプラノ | 25 | 韓国 ソウル |
| 4位 | 宮後 優(みやご ゆう) | ソプラノ | 30 | 大阪府大阪市 |
| 4位 | 西影 星二(にしかげ せいじ) | テノール | 34 | 兵庫県神戸市 |
| 6位 | 渡邊 美沙季(わたなべ みさき) | ソプラノ | 30 | 島根県松江市 |
| 入選 | 松浦 宗梧(まつうら しゅうご) | バリトン | 27 | 福島県伊達市 |
| 入選 | 梨谷 桃子(なしたに ももこ) | ソプラノ | 34 | 奈良県桜井市 |
| 入選 | 吉田 早奈恵(よしだ さなえ) | ソプラノ | 32 | 東京都小金井市 |
| 入選 | 奥本 凱哉(おくもと ときや) | テノール | 28 | 京都府京都市 |
| 入選 | 西尾 薫(にしお かおる) | ソプラノ | 37 | 大阪府河内長野市 |
| 入選 | 神咲 亜季(かんざき あき) | ソプラノ | 38 | 京都府宇治市 |
| 入選 | 森 千夏(もり ちなつ) | ソプラノ | 33 | 大阪府大阪狭山市 |
| 入選 | 森川 知也(もりかわ ともや) | バリトン | 25 | 兵庫県神崎郡市川町 |
| 入選 | 三好 一輝(みよし かずき) | テノール | 29 | 京都府京都市 |
| 兵庫県知事賞 | 原田 奈於(はらだ なお) | |||
| 聴衆審査員特別賞 | 市川 敏雅(いちかわ としまさ) | |||
| 聴衆審査員特別賞 | 原田 奈於(はらだ なお) | |||
| 聴衆審査員特別賞 | 森川 知也(もりかわ ともや) | |||
※入選は出演順。
※年齢は2026年4月16日(応募締切)時点。
■講評:斉藤 言子 審査員長
皆様、お疲れ様でした。
歌うことに比べて、話すことはなかなか難しいものです。歌う時は「この音から」と決まっていますが、話す時は何の音から出てよいのかわからず、少し緊張いたしました。
予選には75名の方がエントリーされ、本日はその中から15名の方が歌われました。皆様それぞれの本選にかける熱い気持ちと思いが、私たちにも強く伝わってまいりました。私たちはそれをしっかりと受け止めながら、審査をさせていただきました。
そのうえで、皆様への講評をお伝えしたいと思います。
本日参加された皆様は、いま歌い手として最も大切な第一の時期にいらっしゃいます。それは、やりたいことが今の状態でできるかどうかとは、まったく別のものです。
声やテクニックを得ることは本当に難しいことですが、失うのは簡単です。ですから、丁寧に経験を積み重ねていける環境を大切にし、その中に身を置いていただきたいと、私たちは願っております。
予選は7分以内の自由曲1曲でしたが、本選では課題曲、母国語による課題曲、そしてオペラアリアという課題がありました。3曲を選ぶにあたっては、1曲だけに力を注ぐのではなく、全体のバランスを考えて練習し、曲目構成についてもしっかり考えていただければと思います。
また、今年は予選から本選まで、以前に比べて3か月近い時間がありました。その時間を使って、それぞれを丁寧に、バランスを考えながら構成し、練習し、きちんと学んでいただきたい。それが皆様への願いでもあります。
そして皆様は、とても良い楽器をお持ちです。ここベガ・ホールは、日本でも有数の響きの良いホールであり、宝塚にとって本当に誇りあるホールです。舞台に立った時、自分の出した声とホールトーンがどのように響いていくのか、その感覚を瞬時に捉えること、そしてホールの響きによって自分の声をコントロールすることは、歌い手にとってとても大切なことの一つです。
今後、皆さんが歌い続けていく中で、そうしたホールごとの感覚も、どうぞ磨いていっていただければと思います。皆さんは本当に良い素材と楽器をお持ちですので、その個性や資質、そして向かう方向性を大切にしながら、これから息の長い演奏活動を続けていっていただきたいと思います。
審査員一同、皆様に心からエールを送ります。どうぞ頑張ってください。今後のご活躍に大いに期待しております。
ありがとうございました。
また、審査員の先生方、聴衆審査員の皆様方、そして本日のコンクール運営にご協力いただきました皆様方に、心より御礼申し上げます。














