宝塚市児童絵画コンクール ゆめをえがこう たからづか『未来へのラブレター』【7月27日更新】
主 催/(公財)宝塚市文化財団 後 援/ 宝塚市・宝塚市教育委員会 協 力/ 宝塚市内各郵便局
新型コロナウイルス感染症の影響で宝塚市内の市立幼稚園、小学校などでは臨時休業となり、こどもたちは家で過ごす時間が長くなりました。在宅時間にこどもたちが夢を膨らませることによって、少しでも元気な気持ちになってもらえるよう、また家庭学習の支援の1つとして、自分の夢や未来のたからづかを描いた絵を描いた絵画コンクールを開催しました。
コンクールの結果
応募期間は、5月1日(金)~6月30日(火)、2歳から12歳までの皆さんが描いた素敵な作品79作が集まりました。
7月16日(木)に審査会を実施し、宝塚市長賞をはじめ、文化財団理事長長、郵便局長賞が決定しました。
受賞作品
<市長賞 未就学部門>
ほくはうんてんし/戸田賢太郎(4)
(メッセージ)
ほくは、おおきくなったらでんんしゃのうんてんしになりたいです。でんしゃがだいすきだからです。おきゃくさんをのせたいです。
<市長賞 小学1年生部門>
うちゅうへいきたいな/太田愛梨(6)
(メッセージ)
わたしのゆめは、うちゅうひこうしになってうちゅうへいくことです。うちゅうからちきゅうをみてみたいです。まだみたことがない、うちゅうのいきものや、きれいなほしをたくさんみつけたいとおもってえをかきました。
<市長賞 小学2年生部門>
みどりいっぱい!みらいのたからづか/中嶋大翔(7)
(メッセージ)
ぼくは、みらいのたからづかの町を書きました。みどりのみちをがんばって書きました。みどりでいっぱいのみらいのたからづかです。うまも車もロボットもいっしょにくらすみらいになったらいいなと思いました。
<市長賞 小学3年生部門>
私の未来のたからづか/大坪結太郎(8)
(メッセージ)
宝塚の町は、すてきないい町です。はんきゅう今津線を作った小林一三さんに「すごい!」とつたえたかったです。ぼくが一番だと思うのが春の花のみちだと思いました。世界一すてきな町宝塚市。
<市長賞 小学4年生部門>
にじ色のTAKARAZUKA/布谷日菜乃(9)
(メッセージ)
たからづかには、みらいにとどけたいたから物があります。それは、たくさんの花がさく山と川、そして、世界中の人が音楽とおんせんで楽しんでもらえるように、人にやさしく思いやりを大切にえ顔あふれるまちになるようにど力してがんばります
<市長賞 小学5年生部門>
僕の未来の宝塚/田中亮羽(10)
(メッセージ)
いろいろな場所への行き来がすばやくできるような町を書きました。今、住んでいる所が山手の方なので、宝塚の中心部になかなか気軽に行くことができないので、市内を今より簡単に回ることが出来たら、宝塚の華やかな街や豊かな自然をもっと楽しめると思い描いています。
<市長賞 小学6年生部門>
私の未来のたからづか/蔭木日菜(11)
(メッセージ)
新型コロナウィルスが、少しでも早くおさまり、今、一番大変な医りょう従事者の方々がニコニコに、少しでもはやくなってほしいと思ってかきました。
<宝塚市文化財団理事長賞>
みらいのたからづかへようこそ/後中賜音(6)
(メッセージ)
みらいののりものやはなびうちあげきがあります。にじいろほどうきょうにはきやいちごがあり、つうやくきがついています。ぼくは、けんちくかになって、おんせんがある、いちおくへやのマンションをつくりたいです。
<郵便局長賞>
私の未来の宝塚/宮地英実(10)
(メッセージ)
私は未来で、バスがういていたらおもしろいと思ったのでバスをうかせてかきました。
審査講評
閉塞したコロナ禍の中で未来へ向かっての夢を持つ子どもたちの絵には明るい光が見えます。
各学年からの市長賞には宝塚の街への思いを描いた作品が多く入賞しました。
文化財団理事長賞、郵便局長賞もそれぞれにふさわしい作品が選ばれています。
子どもたちの夢はこの小さな画面に表現できない程大きい筈です。
これをきっかけに思う存分自分の夢を見えるかたちに表してほしいと思います。
宝塚美術協会 中辻悦子
外出もままならないこの時期に大人よりも子ども達はもっとストレスを感じていたと思います。
大人達は子ども達に小さくまとまらないで、伸び伸びと大らかに育ってほしいと願っています。
絵を描く事は自己を表現すること。画面の中で思い切り遊んでほしいと思います。
描き手が楽しんで描いている姿が見える様な作品を選出させて頂きました。
宝塚日本画協会 武田和子
多くの皆さんが素敵な「未来へのラブレター」を描いてくれました。
新型コロナや豪雨のため、友人と外で遊べない、家族で外出できないなど、
家に閉じこもる生活が続いていることが、皆さんの作品に影響していることが読み取れます。
大人になってやりたい仕事、街の楽しい未来の姿、花や動物や昆虫とふれあいたい、
友人とスポーツをしたいなど、皆さんが描いた未来へ向かって進んでください。
みなさんの想いが、やがて未来の明るく楽しい宝塚の街創りへつながることを忘れないでください。
きっと夢は叶うでしょう。
宝塚デザイン協会 平川義浩
幼稚園、保育園、学校がお休みになって、ずっとおうちの中ですごさなくてはいけなくなったみなさん、
とても大変でしたね。
そういう大変な中、自分のゆめや未来の姿を自由に楽しく描いてくださり、ありがとうございました。
みなさんのそれぞれのステキな夢を絵画という形で見せていただけて本当にうれしかったです。
私もみなさんの絵を見て、どんな時でも夢を見て未来を描けるようになりたいなとはげましてもらいました。
まだまだコロナの影響はこれからも続いていくと思いますが、
大変な時期も夢を見ることを忘れずに描けたことを大切にして、
これからも歩んでいってください。みなさんの夢がいつか叶うことを私も願っています。
こういう絵画コンクールに参加する機会をいただけてうれしかったです。ありがとうございました。
漫画家 細川貂々
「未来へのラブレター」というキャッチコピーが子どもたちの想像力を引き出したようでした。
未来の自分に思いを寄せて描かれている作品を本人のイメージを感じ取りながら鑑賞していると
幼かった頃の自分の生活を振り返りました。
遊ぶことに一生けん命だった当時の自分の夢と現実が次々と浮かんできました。
思ったこと考えたことを絵に表すのは難しいと思うのですが、
思わず立ち止まってじっと見つめている絵がありました。
ステキだなと思って作者のことを想像しました。
わたしにラブレターを送ってくれているのかもしれません。
一人ひとりの夢が花開くように祈りたくなりました。
宝塚市立美座小学校 内藤久美子
コロナ禍の中、たくさんの絵画コンクールをご応募いただいたことに感謝申し上げます。
皆様からいただいた絵には、自分の将来の職業や、街並み等、希望に満ち溢れた気持ちが
一生懸命描かれていました。それぞれの「未来への気持ち」が小さな絵の中に
あふれており、審査を通して数多くの「希望」にふれることができました。
コロナに負けない子どもたちの心、素晴らしい作品を見せてくださった皆様に、
郵便局長の心からの「ありがとう」を贈りたいと思います。
宝塚駅前郵便局長 山口一久
宝塚南口郵便局長 兵庫賢一
宝塚中山五月台郵便局長 川口直人
今後の予定
●宝塚市児童絵画コンクール ゆめをえがこう たからづか『未来へのラブレター』特別展示
日程 2020年8月22日(土)~8月30日(日)11:00~17:00
場所 宝塚阪急イベントスペース(〒665-0845 宝塚市栄町2-1-1 ソリオ1の2F 宝塚阪急内)
今回、宝塚阪急の協力のもと、コンクールの特別展示を行います。
『未来へのラブレター』のタイトルどおり、各作品が手紙として届くことを想定して、全作品をハガキサイズにして展示いたします。
コロナ禍の中、優しく、強く、可愛く…将来の夢や街の未来について描かれた作品たちは、見る人のこころを暖かくしてくれる貴方へのラブレターです。