宝塚いけばな協会
宝塚いけばな協会のあゆみ ーいけばな展とともにー
宝塚いけばな協会は、昭和28年(1953年)楊林寺(山本)にて発会のいけばな展を催し、審美華道 菊池不識を初代会長として誕生しました。そのきっかけとなったのは、前年宝塚ファミリーランドでの花展です。この花展に出品した小原豊雲氏ら関西の華道家達から、宝塚にも協会を創ったら・・というような話が持ち上がったのです。
昭和29年には宝塚町と良元村が合併し宝塚市制が施行されました。庁舎カウンターにいけばな展示をしたり、市民会館(当時)でいけばな展を開催してまいりました。昭和55年には現在の市庁舎が完成し、庁舎ホールでいけばな展が開催されるようになりました。昭和60年には、第1回伝統芸能フェスティバルが春に催され、伝統文化の一つとしていけばな展示をし、秋には市役所ホールで協会いけばな展を開催するようになりました。
平成元年には姉妹都市オーガスタ市歓迎いけばな展を東公民館で開催、以降も小浜宿まつり協賛いけばな展、姉妹都市交流いけばな展 等々を重ねてまいりました。平成4年からは会場をソリオホールに移し毎年いけばな展を開催しております。平成16年には宝塚いけばな協会設立50周年記念いけばな展をソリオホールで、記念祝賀会を宝塚ホテルで催しました。
このように年ごとのいけばな展を通して、技術の研鑽と会員相互の親睦を図るとともに、地域の文化の発展に寄与することを目指して歩み続けてまいりました。長年のあゆみを認められ、令和6年宝塚市制70周年にあたり「まちづくり功労賞」を受賞いたしました。
これからも、会員一同手を携えて、歩み続けてまいりたい所存でございます。
その他の活動
昭和63年より市役所1階玄関ロビーに花台ケースを設置し各流派交代で挿花を始めました。現在は2階ロビーと場所は変わりましたが、挿花は続いており、来庁者の目を楽しませていることと思います。
平成17年より宝塚市文化財団主催「宝塚こどもいけばな教室」において、こどもたちにいけばなの歴史やお花の扱い方などいけばなを指導し、令和6年度で17回目の開講となります。教室の最終回は「たからんまつり」で作品展示をして大勢の人に見ていただきます。伝統文化を体験してもらう貴重な機会であり、関心を持ちそのまま本格的にお稽古を始めた子もおり、子どもたちが伝統文化の担い手へと成長してくれることを期待しております。
所属流派の紹介(50音順)
池坊
MOA山月光輪花
小原流
花芸安達流
嵯峨御流
先春流
草月流
未生流
未生流(庵家)
未生流中山文甫会
今年度の予定
第68回いけばな展 2025年2月8日(土)、9日(日) 於:ソリオホール
いけばな体験 2025年3月29日(土)(第13回たからんまつり) 於:宝塚市立文化芸術センター
こどもいけばな教室 2025年1月11日(土)~3月30日(日) 於:宝塚ソリオホール会議室
※29日,30日はたからんまつりで展示