実施状況(平成23年度)state of achievement

実施状況

平成23年度は、市内3ヶ所の小学校と、宝塚ベガ・ホールで、計4回にわたり実施しました。

 
■10月4日(火)11:00~12:00 於:西谷小学校 体育館
 西谷小
宝塚駅より車で約1時間。山あいの自然あふれる地区、西谷にある市立西谷小学校でコンサートを行いました。
西谷小学校の全児童約130名と保護者のみなさんに加え、すぐ近くの西谷中学校の生徒たち、市立西谷幼稚園のかわいい園児たちも詰めかけ、賑やかな雰囲気となりました。
出演は大阪音楽大学器楽学科の金管五重奏、Stern(シュテルン) Brass(ブラス) Quintet(クインテット)。たくさんの楽しいプログラムを用意して、宝塚までお越しくださいました。
子どもたち自身がタクトをふる指揮者体験コーナーや、楽器を実際に吹いてみる楽器体験コーナーでは、お友だちの活躍にみんな大歓声!一方、出演者による演奏の際には、子どもたちは足でリズムをとったり、時には目をとじて音色を楽しんだり…。音楽の楽しみ方をしっかりと身につけている子どもたちの姿はとても頼もしく、未来の地域文化の担い手を目にしたような、嬉しいひとときでした。
 
 
■10月18日(火)11:00~12:00 於:長尾台小学校 体育館
 
 出演は、西谷小学校での実長尾台小施につづき、Stern(シュテルン) Brass(ブラス) Quintet(クインテット)のみなさん。1~6年生が勢ぞろいした西谷小学校とは違い、今回の長尾台小学校ではちょっぴり大人の6年生、約60名が参加。「楽しんでもらえるだろうか…」と始まる前はやや不安げな出演者たちでしたが、そんな不安は杞憂に終わり、大盛り上がりのコンサートとなりました。
指揮者体験コーナーには、先生も参加!いつもとはちょっと違う先生の姿に子どもたちも大喜びでした。また、クラスメイトが苦戦しながら指揮を振った時には、「がんばれ!!」とみんなが応援。そんな優しい子どもたちの姿に、思わず心があたたまりました。
さて、楽しい時間はあっという間。出演者より最後の曲紹介。「最後にみんなのほうが、よく知っている曲を演奏します。宝塚市立長尾台小学校校歌です!」。紹介とともに拍手と歓声!金管五重奏の伴奏で、みんなで校歌を合唱し、学校コンサートをしめくくりました。
 
 

■12月6日(火)10:00~11:00 於:宝塚ベガ・ホール
11120ベガ末広 
今回は、宝塚市自慢の音楽ホールであるベガ・ホールに市内小学生のみなさんをお招きしました。高司小学校6年生、西山小学校5年生、宝塚小学校4年生、良元小学校6年生の子どもたちが大集合!満席のホールは熱気に包まれました。
ベガ・ホールは、去年開館30年を迎えた音楽専門ホールとしては先駆的な存在。ホールそのものの魅力もさることながら、舞台後方に凛とそびえ立つパイプオルガンも最高!そこで今回はパイプオルガンをテーマとし、オルガニストの吉田久子さんにご出演いただきました。バッハの名曲から、この季節にぴったりのクリスマス・ソングまで、素敵な演奏に子どもたちはうっとり。また演奏のほかにも、パイプオルガンを伴奏に合唱やリコーダーでいっしょに演奏を楽しんだり、数名の子どもたちは実際にパイプオルガンを弾いたりと、もりだくさんの1時間となりました。
学校の先生いわく、パイプオル111206オルガンガンを弾いた子どもたちは学校に戻ったあと、みんなから質問攻めに合ったとか…。「パイプオルガン大きかった?」「弾くのは難しかった?」好奇心いっぱいの楽しいやりとりが目に浮かびます。パイプオルガンはあまり身近な楽器ではありませんが、その分いっそう新鮮に、子どもたちの心に響いたようです。





■12月13日(火)午前 於:末広小学校 音楽室
  10:4011:2511:3012:15(各回45分×2クラス)
出演 中田(なかた)潔子(きよこ)(ヴァイオリニスト)1名、ピアニスト1名
末広等身大バス
眼下に武庫川の美しい景色が広がる末広小学校音楽室。今回はそんな素敵な場所で待っている6年生48名のみなさんに、ヴァイオリニスト中田潔子さん、ピアニスト中田真理さんとともに音楽を届けてきました。
 子どもたちは、ヴァイオリンの弓を触ってみたり、ヴァイオリンの下にもぐりこんで音の出方を確かめたり。どれも貴重な体験です。
 続いて演奏。「説明はしません。まずは曲を聴いてみて。」そして演奏後、中田さんは子どもたちに語り始めました。「この曲は黒人霊歌と言って……」
末広 中田さん中田さんが今回のコンサートのために選んだ1曲は『ディープ・リバー』。労働力としてアメリカに連れてこられた黒人が、目の前に果てしなく広がるミシシッピ川を見つめ、祖国アフリカとの間に横たわる海と、その先にある故郷を想った曲です。お話を終えると、「今度はその背景を思いながら、もう一度聴いてみて。」と中田さんは子どもたちに促し、再び演奏してくれました。
楽器に触れたり、同じ曲を違う味わい方で2度聴いたりすることは、ホールでの普通の演奏会ではまずできないことです。そして、それこそが、この学校コンサートが目ざすことでもあります。
感性豊かな子どもたちには、音楽とともに、きっとミシシッピ川の景色も届いたのではないでしょうか。